お任せブーケ

お任せブーケ

先月、納品させて頂いたこちらのブーケは、紫色の指定のみで内容全てお任せ頂いたものでした。
基本、その季節の旬のもので花材は選んでいますが、最近はいつが旬なの分からないくらい通年通して流通する花がたくさんあります。
撮影の仕事などでは、真逆の季節のカットもあるので大変助かるのではありますが、やはり旬の花を市場で手にした時の喜びはひとしおです。
この画像のブーケだと、クレマチスやオダマキは通年あるのもではなく、この時期しか入手しづらいものです。
大手の花屋さんだと打ち合わせする人と市場担当の人が別になってしまったり、流通が不安定なものや絶対数が少ないものをお客様に勧めづらいことがあります。
人数やお仕事の量を考慮すると当然そうなってしまう苦労も分かります。
それでも私が季節の花を積極的に用いたいのには、旬で美しいということ、ShuOnoderaらしい表現・ご提案が出来ることもありますが、その旬の花で毎年結婚式をあげた時の気持ちを思い出して欲しいからです。
結婚式のブーケは一回きりだけれど、結婚は何十年も続くもの。
2人にとっての思い出の花が何十年も続いてくれたら、生産者さんや仲卸をつなぐフローリストとして本望です。
結婚記念日にその思い出の花をもらえたら女性は嬉しいと思いますが、、、なかなか日本人男性はお花を贈る習慣がないですね。
是非、誕生日でも、結婚記念日でも、何でもない日にでも、お花を送って欲しいものです。